これからの医療制度

少子高齢化と医療費の増大にともなって、
国がその財源を確保するために始めたのが、
後期高齢者医療制度介護保険制度です。


大まかな数字をあげると、
後期高齢者医療制度による保険料が約6000円、
介護保険料は約4000円程度ということで、
合計で毎月1万円程度が新たな負担となっています。


これだけ大きな金額の保険料が徴収されていても、
日本の医療制度には明るい光が見えていないような気がします。


慢性的な医師不足や看護師不足により、
現場の医師や看護師の負担は増すばかりで、
結局続かなくなって辞めてしまうことになり、
さらに人手が足りなくなるといった悪循環に陥っています。


政府も外国から看護師を受け入れようとするなど、
ない知恵を絞ってはいるようですが、
現実には敷居が高くて数えるほどの人数しか採用されていません。


今は、日本の医療全体が大きな曲がり角に立たされています。
これからの医療制度や介護制度はどうするべきか、
またその財源を一体どうするのか、
進むべき正しい道を示してほしいと願うばかりです。