後期高齢者医療制度は必要か

後期高齢者医療制度というのは、
本当に必要なものなのでしょうか。


この制度の目的というのは、
今後ますます増えるであろう医療費を確保することです。


高齢者がどんどん進めば、
かかる医療費も増えることになります。


これをどこから捻出するのかを考えたとき、
少子化による労働力の減少により、
現役世代からは確保できなくなっていくため、
高齢者に保険料の一部を負担してもらおう、
ということになったのです。


では、本当に医療費はまかなうことができるのでしょうか。
何となく不安を感じてしまうのは、
やはり年金の問題があるからです。


年金の問題については、
国はすでに国民の信頼を失っているように思います。
多くの人が、果たして自分は年金をもらえるのだろうか、
という不安を持っています。


けれども、そういった不安に対して、
納得できる説明はきちんとなされたのでしょうか。


このような状況のもとで施行された後期高齢者医療制度は、
目的そのものよりも、その方法や手段に対して、
何か疑問を感じているという人は多いような気がします。