受けられない免除

老人保健法による医療制度において、
医療費の自己負担額は、通常1割、現役並みの所得者は3割という
基準が設けられていました。
これは、後期高齢者医療制度でも変わりはありません。
では、なぜ高齢者の負担が増しているといわれるのかというと、
その要因は保険料にあります。


従来の制度では、健康保険に加入している人に扶養されている
高齢者の方については、保険料は免除となっていました。
しかし、今回の後期高齢者医療制度では、
75歳以上もしくは、65歳以上で一定の障害を持っている方は、
健康保険から強制的に脱退させられ、
後期高齢者保険に加入する事になります。


したがって、これまでのような免除は受けられなくなりました。
さらに、年間18万円以上の年金需給を受けている方に関しては、
この年金から保険料が天引きされます。
そのため、高齢者の負担が増しているといわれているのです。