保険料と医療費

後期高齢者医療制度が実施されて以降、
さまざまな問題が生じているようです。


一時は制度を廃止するなどといった話もあったようですが、
結局のところ、当面は維持されることになったそうです。


この制度に該当する人というのは、75歳以上の高齢者と、
65歳以上ので障害認定を受けた人ということで、
全国でおよそ1300万人に上るといわれています。
日本の総人口の約10%に当たるのですね。


この1300万人のうち、1100万人の人は、
それまでは被扶養者ということなので、保険料が必要ありません。
ですから、新たに保険料が発生したのは残りの200万人です。


一人当たり毎月6000円として、
200万人だと毎月120億円の保険料が増えたことになります。
けれども、日本の医療費は年間30兆円を超えており、
そのおよそ3分の1を国が出しているということなので、
大してプラスにはなっていないような気がします。